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栄養ドリンク

ファイト~いっぱ~つ!でおなじみのアノ栄養ドリンク剤に、時々お世話になる。

普段はリーズナブルな普通のヤツを飲むのだが、その日はなかなか二日酔いが抜けなかったので、ちょっとしたセレブ気分で、そのドリンク剤の「スーパー」(値段が倍)なるものを飲んでみた。

一般的に、こういうドリンク剤をチビチビと飲む人は、めったにいないだろう。

大多数の人は、グイッと飲む。

私も早くこの二日酔いをなんとかしたかったので、ガバッと一気に飲んだ。

ずーっと長年このドリンク剤を飲んでるので、この味には慣れてる。

慣れてはいるが、なんじゃ?このたくさんのヌルヌルした小さな固まりみたいな気持ち悪いモノは~~!

確かに、ノドの奥をヌルヌルしたものが通っていったのだ。

あわてて洗面所で、よく酔っ払ったオッサンが「カ~ッ、ペッ!」とやるように、何度もカ~ッとやったが出ない。

恐る恐るビンを覗くと、世にも気持ち悪いモノが、フヨフヨと浮いてるではないかー・・・。

できるものなら、気絶して死んでしまいたかった。


「石橋を叩いて渡る」  これからは常にこの精神を忘れることのないよう、肝に命じた。

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Sさん

うちのお客様の中で、史上最強と思われる「超!敏感肌」の持ち主、Sさん。

人間だいたいが基準は自分であり、自分とあまり変わらない人は普通であり、自分とすごくかけ離れた人は変わってる人になるのだが、その人にとったらそれが普通なのであって、と書きながら何だか意味がわからない文章になってしまった。

まぁ、そのSさんだが、どれくらい敏感肌かと言うと、

パーマをかけるとき、薬が顔にたれないようにタオルをターバンみたいに巻くのだが、そのタオルの圧迫でフェイスラインが恐ろしく赤くなる。(Sさんに使う薬剤は、水溶液だと頭皮に付着するため、うちに薬剤を卸す3軒の材料屋さんが検討に検討を重ね、ジェル状のものを使っている。)

蚊が腕にとまったので、パチンと叩いたら、誰かにバチンとひどく叩かれたような見事な手形がついた。

どんよりした雨が降り出しそうな日に海水浴に行ったら、全身に水泡ができて、三日間寝込んだ。

お風呂に入ると全身が真っ赤になるため、お風呂に中には絶対浸からない。

カットクロスやパーマクロスの後ろについてるマジックテープで、内出血する。


こうして挙げてみるとキリがないのだが、私からみるとさぞや不便で困ってるだろうな、と思うのだが本人はそれが自分にとって普通のことなので、さほど困ってる様子はない。

他人からみて、いかにも大変そうなことでも、以外に本人はなんともないことは、どの分野にも多いものだ。

その最たるものとして、今パッと思いついたのがSM・・・・・・・。


Mちゃん

Mちゃんは、お母さんのお腹にいる頃からのお客様。

今、小学校2年生だ。

でも、生まれてからずっとうちのお客様なので、小学校2年生ではあるが、付き合いは長い。

そんなMちゃんが、先日一人でやって来た。

「こんにちわー」

「あれ?Mちゃん今日髪の毛切るんだっけ?」

「切らないよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。どうしたのかな?お母さんは?」

「お母さんは、家」

「お母さんは家か、そっかそっか・・・・。んー、何か私に用事とか?」

「べつに」

「あっ、べ、べつに用事はないのかー。・・・・じゃあどうして今日来たのかな?」

「友達と待ち合わせ」

「・・・・・・・・・・・・。」

「しーちゃんと、ここで待ち合わせしてる」


うちは美容室ではあるが、こうして小学生が友達との待ち合わせの場所として、使われることもある。

何となく嬉しかったりして。

 

女子高生

イマドキの女子高生二人を車に乗せた。

娘とその友達だ。

玄関に置くコジャレた鉢が欲しかったので、某花屋さんで3人でウロウロ。

店員のお姉さんの、「えー!親子ですかぁ?友達かと思っちゃいましたぁ~」の言葉に気をよくした私は、勧められるままアメリカンなんとかという鉢を2鉢も買ってしまった。

「あ~あ、そんな社交辞令に惑わされて・・・。店員にそそのかされたらダメやん」。とそのお姉さんの前でズケズケ言う娘。

かんじ悪ーー(と思ったにちがいない)

高さが50センチ位の鉢だったので、倒れないようにとお願いして、そのお姉さんに車に積んでもらった。

「コレ、絶対倒れるに決まってるじゃん」と、二人。(またまた、かんじ悪ー)

「いえ、ほらダンボールに入れて絶対倒れないようにしてるから大丈夫よ。皆さんこうやって持って帰るんですよぅ~」と勝ち誇ったように言うお姉さん。

だよね~、こんな小生意気な女子高生の言う事なんて、我々大人は相手にしないよねぇ~

駐車場を出て、左に曲がったとたん、あえなくもバッサリとひっくり返ったアメリカンなんとか。

二人は「ほらみぃー」という顔で、私をルームミラー越しに見てる。

ワナワナと、マジ?マジ?マジ~~~~~?と動揺する私に、二人の対応はスバラシかった。

「はい、はい、そのままバックしてぇー」

と、また駐車場に入り、先ほどのお姉さんを呼んできて、掃除用具を貸してもらい、砂だらけのシートをさっさと掃除し、

「あっ、コレ当然植え替えてね~、新しいヤツよ。ね?」

ヒクヒク笑うお姉さんに、

「あー、ココ笑えないよ~」 と1オクターブ低い声。
 

眉毛は薄く、スカートはパンツが見えそうなイマドキの女子高生ではあるが、意外とやるもんですな。










東京

ブライダルのヘアーメイク着付けの勉強で、華の都大東京へ。

あの殺伐とした人混みの中の一人になるのも、たまにはいい。

池袋駅東口の構内はあまりの混雑で、クツのかかとを何回も踏まれ、クツがそのたびにスッポ抜け、立ち止まってはそれを履きなおし、やっと自分の歩調が東京人の歩調と全然合ってないことに気づくのだが、東京人ぶって早足で歩くのも面倒くさく、田舎人らしくゆっくりキョロキョロしながら歩いていると、スーツをキメたお兄さんに 「少しお時間頂いていいですか?」 と近寄られ、やっぱりプロはひと目で田舎人を選別できるのだな、と変なところで感心してみたり。

東京には空がない、と智恵子は言ったけど、私はあると思うな。

東京にも空はある。誰の上にもお天道様はある。

あの凄まじいギューギュー詰めの満員電車に押し込まれ、猛スピードで駅の階段を走る中高年の皆様、私は感動したよ。

東京の40代は、とても頑張ってる。

地方の40代も頑張ろうではないか。


  

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